日能研には幾つかのグループ会社があります。
関東系というのは、「鞄能研関東」が運営している教室になります。
本部系は「鞄能研」が運営している教室ですね。
ちなみに教室を運営している会社は他に「鞄能研関西」、「鞄能研九州」、「鞄能研東海」があります。
グループ内では基本的な教材は同一ですが、オプション講座や副教材に差があったり、教室のカラーが違ったりします。
日能研関西の場合、灘特進コースがありますし、季節講習のテストも独自に作成していたりもするようです。
グループ会社ごとに特色があるとはいえ、他の地域は地域ごとの会社が運営しているので選びようがないのですが、首都圏だけ少し事情が複雑になります。
本部系と関東系の教室が混在している地区があるので、本部系と関東系どちらが良いんだろうと話題になったり、どちらが子供にあっているかと悩むことになったりします。
首都圏の教室を本部系と関東系で分けると以下のようになります。(日能研HPより)
■本部系(51教室)
[東京都]
渋谷校、目黒校、下北沢校、経堂校、高田馬場校、吉祥寺校、国分寺校、西日暮里校、錦糸町校、お茶の水校、豊洲校、深川校[門前仲町駅]、千住校[北千住駅]、青戸校[青砥駅]、竹ノ塚校、赤羽校、練馬校、上石神井校、ひばりが丘校[ひばりヶ丘駅]、町田校
[神奈川県]
横浜校、みなとみらい校、菊名校、センター南校、鶴見校、本厚木校、二俣川校、中央林間校、中山校、相模原校、茅ヶ崎校、藤沢校、湘南台校、大船校、上大岡校、金沢文庫校、横須賀中央校、戸塚校、東戸塚校、港南台校、小田原校
[千葉県]
千葉校、津田沼校、西船橋校、本八幡校、浦安校、新浦安校、海浜幕張校、柏校、松戸校
[茨城県]
取手校
■関東系(41教室)
[東京]
調布校、二子玉川校、旗の台校、八王子校、成増校、多摩センター校、巣鴨校、浅草橋校、中野坂上校、立川校、蒲田校、田無校、府中校、大井町校、自由が丘校、池袋校、明大前校、荻窪校、三田校、中目黒校、駒沢大学校
[神奈川]
日吉校、たまプラーザ校、新百合ヶ丘校、青葉台校、向ヶ丘遊園校、川崎校、センター北校、武蔵小杉校、宮前平校
[埼玉]
所沢校、南浦和校、川越校、大宮校、久喜校、草加校、志木校、上尾校、川口校、新越谷校、春日部校
本部系と関東系を比較してよく言われるのが、
・関東系の方が中学受験に実際的、本部系は中学受験より先も見据えた学びの本質重視
・関東系は独自の副教材が充実
・関東系は宿題の管理をきっちりする教室やクラスが本部系に比較して多い
・関東系は校舎長がいる。本部系は数校をまとめる担当者のみで、校舎長の設定はなし
などでしょうか。
関東系に分があるようにも思えますが、ある程度学習習慣が身についている子供にとっては、自分で学習量を決められたり出来る本部系も魅力となります。
宿題の指定さえないクラスもあるので、授業後、自分で必要と思う箇所のみ復習し、あとは自宅学習や別の勉強法に時間を使うことができそうです。日々の勉強をオーダーメードし易いかもしれません。
家庭で何を勉強させたらいいのか分からない場合には、教室スタッフや授業担当の先生も相談に乗ってくれるかと思います。
個人的に塾に対しては、本部系関東系どちらが良いか?よりも、授業担当の先生が良い先生であったり、身近にライバルがたくさんいる環境などの要因が大事かなと思っています。そのあたりは日能研に限らず入ってみないと分からないこともあって、なかなか難しいですね。