その1(主に総論)はこちら
その2(算数)はこちら
■11:30〜12:00 国語
・2015年印象に残った出題傾向
自分とは違うものをみつめたもの
日常とは違う視点から書かれてたもの
日本で書かれた、外国人作家の作品からの出題
・作家/作品について
様々な領域から出題された
旬の作家から大御所まで多様であった
ex)攻玉社の森鴎外 これは子供にとって読みにくいかと思う
日本再発見ブームも続いている
子供の心情が分からない大人の身勝手さを描いた作品も多い
ex)開成のぶたの貯金箱のお話
家族の絆の確認を題材にした作品も出題された
ex)麻布 就職浪人と母からネグレクトされている小学生の交流
その他、時代物、異世界(ファンタジー)からも出題された
論説文は過去と現代の対比が目立った
東日本大震災については、直接的な話題は少なかった
他人にばかりではなく、自分の内にある「異」なものに着目させたい作品もあった
ex)筑駒:まずは社会での協調性が大切。その上で最後は個性
桜蔭:コンプレックスも自分の人格の一部としよう。コンプレックスは克服するのではなく共有しよう
・知識問題について
昔、日本では犬の鳴き声を「ワンワン」ではなく、「○○」と表現していた。と○○を書かせる問題が出題された。
正解は「びょうびょう」。
ちなみにシカは「びぃ」、フクロウは「ぽっほーい」、キツネは「くわーい」
ずいずいずっころばしの穴埋め問題も出題された
「しめやか」、「あじけない」などの言葉の意味を問う問題もあった
・受験に必要なこと
大人と変わらない内面の成熟が求められている
また、未来への想像力も求められている
中学受験を通して成長しよう
■12:00〜12:12 理科
・2015年の出題傾向
@現代社会と理科とのかかわりを意識した問題
単純な時事は出題されない
例えば台風だと、基本な仕組みを問われたり、天気のことわざが出題された
予想されていた皆既月食、スーパームーンは出なかった
時事そのものではなく、そこからの思考力・応用力を問われている
関西圏では、人間の発生、胎児についての出題も多かった
⇒受験勉強で得た学力が中学受験のためだけでなく社会貢献につながったり、生涯役に経つような勉強の仕方をしてほしいというメッセージだと思う。
A実力のわかる、差がつく難易度の問題が多かった
誰でも解ける問題、誰にも解けない、という問題の出題は少なかった
力の差が大きく出る問題が多かった。物理や化学の少し難しい計算問題も目立った
力学から一定以上の難易度も問題が出題された
物質の酸化還元で物質が2種になり、つるかめ算で解くような問題も差がつくと思う
☆苦手分野だから最低レベルだけ解けるようにしておこう、基本だけおさえておこう・・・これだと一問も解けない事態になる。
苦手分野はつらいかもしれないけれど、一歩踏み込んで勉強しよう。他の生徒と切磋琢磨してがんばろう
B確実な理解をしているか?を確認するような意図の解答欄が目立った
記述や作図などで、中途半端な理解でごまかしができないような解答欄の工夫がある
昆虫分野の絵を描かせる問題も多い(モンシロチョウの模様、カブトムシの角など)
完全解答を求める問題も目立つ
☆なんとなくの知識では太刀打ちできない
・2016年に向けて大事なこと
@実力差のつく問題、ごまかしのきかない解答欄 このトレンドは今後も続く
苦手単元は存在してはならない。全分野全方位で勉強しておこう。
もちろんサピックスでしっかり対応します。
トレンドに総合的に対応できるのもサピックスならでは。サピックスを信じてください
A理科的な学習を日常生活で積極的にしていこう
日々の努力の積み重ねが必要
授業の内容を繰り返し演習しよう
■12:12〜12:35 社会
・2015年の出動傾向
地理、歴史、公民の配分は例年通り
時事がとても多かった
集団的自衛権 基本的なことから難しい問題まで
富岡製糸場
新幹線について。資料をつかった高度な分析力も必要とされた
第一次世界大戦から100年、戦後70年、国際連合70年など、周年に合わせた出題も多かった
地方創生に関しては、しっかり勉強したうえで思考力も問うような問題もあった
税について。ふるさと納税、消費税、累進課税について など
女性に関する出題も多かった
典型問題も多かったが、丸暗記ではダメ。知識と知識を結びつけることが出来るかどうか?
グラフ2個以上から考えさせる問題なども出題された
地図感覚を問う問題も。地図帳に載っているような普段見慣れた日本横断面ではない、意外な部分の地形を理解しているか?
社会の枠を超えた、他教科に関連した出題もあった
ex)やませの時の気圧配置、冬至の時の気温グラフ など
日常生活に根差した出題も多い
・2016年に向けて
幅広い関心、多角的な視点をもとう
立場が変われば見方も変わることを理解しよう
常識を疑おう
資料やグラフが出たときには、変化点に気を付けて読み解こう
論理を構築して発表する、そして他の子の意見を聞いてフィードバックするような授業をサピックスでは展開している。
いわゆる暗記ではない、思考力を問うような出題が多くなってきた社会科にもサピックスの授業はきちんと対応している。
学習に便利さや効率を求めていませんか?これは現代社会全体の風潮ではありますが、これではダメ。
今起きていることを学び、そして考える姿勢を大切に。
中学受験以降もこの姿勢は大事になる

