2015年03月14日

四谷大塚 2015年の中学入試報告会 その2

四谷大塚の中学入試報告会 その2です。分析会の後半部分の内、算数と国語についてです。

その1(主に総論)はこちら

■10:30〜10:55 算数

 ・2015年 出題形式による分類と得点すべき箇所
  ◆バランス型 
   大問1:計算問題
   大問2:一行題
   大問3〜5:文章題など
   
   大抵の場合、合格ラインは70%
   全体で20問くらいの出題の内、3個間違って3個空欄という程度が理想的
   3個間違いの中に計算ミスはない状態にいておかないと難しい

  ◆テーマ型
   大問1〜5

   男子難関校に多い。大問1,2に標準的な問題、後ろの方が難しい問題の場合が多い。
   また、大問ごとの難易度には差がなく、大問内の設問で難度が上がっていく方式もある
  
   ボーダーラインは70%。設問の難易度を見極めることが重要
   かつてのような難問奇問や独創的な問題はほとんどない。一度はどこかで見た設問
   各大問ごとの(1),(2)は解き、(3)はどうするか・・、などの戦略も必要

 ・傾向と対策

  計算、割合、和差算、速さ、図形、点の移動、平面図形、立体図形・・・予習シリーズで十分対応できる
 
  変化をとらえる 数と規則の応用問題・・・本質がむき出しになっていないので一皮むく作業が必要。
  普段見慣れた問題の上に少しイレギュラーな条件が乗っている場合がある。練習が必要

  分野横断型 数の性質+場合の数 など・・・問題文を読んだ段階では何もわからない。(1),(2)を解いていくうちに方向性が見えてくる。
  
  難問は出ないが、問題をしっかり読み取る力が必要になったりする。
  できる子は100点満点で90点取れる、出来ない子は50点、などと差が大きくついてしまう傾向がある。
  ただ、イレギュラーに見える問題も、一皮むくことができたらビックリ簡単。
  先生が解説したら、ほとんどの子が「なんでこんなに簡単なの?」と思うような問題が多い。
  でも、テスト中は解説者がいない。自分で皮むきできるように。

 ・勉強の流れ
  
  予習シリーズで基本の理解を深める
  演習問題で基本の定着
  週テストや合不合などの実践的なトレーニングで基本の理解から入試を突破する力をつける
  
 ・入試に向けて

  頭の回転の速い子は、字を書くのが追い付かないことも。字が汚いことを指摘しすぎない方がいいかもしれない
  センスがある子より、コツコツやる子のほうがしっかり伸びる

  応用力をつけよう
  算数的なものの見方を身につけよう。等しいものに注目する、比べる力を身につける、一方にそろえて考える、など
  
  多角的なものの見方をみにつけよう
  自分の考え方を大切にしつつ、色々な考え方に興味をもとう

  できる子は、解説をよく読む子ではなく、解説に文句をつける子。つまり解説をよく読んだうえで個性を乗せてくる子。


■10:55〜11:17 国語

 ・2015年入試概要と2016年入試に向けて
  
  難関校だと素材文の文字数は7000字にもなる。これは文庫本10ページ。これを10分〜15分で精読する必要がある
  設問は国語全体で平均約30問。内10問は漢字。50分の設定だとすると、1問1分のつもりで解いていかないといけない

  読解は年数をかけて鍛錬しないと成果が出ない
  まずは時間をかけて良いのでしっかり読む

  記述は、
  ◆ほぼ抜出し (文中の言葉に「〜から。」とつけるような形式)
  ◆接続/圧縮 (2か所以上を合成したり、言い換えたりする。たとえば、「りんご、ミカン、バナナ→果物」)
  ◆自分の言葉で述べる
  ◆小論文型 
  と分類できる。
  この中で2か所をつなぐ回答技術は必須。しっかり習得しておこう

  ただし、素材文の平均文字数や記述の文字量をみるとビックリするが、難関校が平均を上げているので、普通の学校を志望する場合には、記述記述と心配しなくてもいいかもしれない。
  受験する学校の傾向を見極めておこう。

  読解に必要な力とは・・
  ◆細部から部分 文脈の理解が基本
  ◆まとめ力が必要
  ◆知識も必要
  ◆要約力が合格を勝ち取るには一番大切
  ◆問いありきではなく、読みありきでいこう

  論説文の頻出テーマ
  ◆人間力形成
  ◆自然と環境
  ◆言葉と文化
  ◆人間と社会
  ◆勇気と正義
  ◆生と死
  ◆日本と世界
  ◆自立と別れ  など

  漢字、語句、慣用句、ことわざなどの知識問題について
  毎日の生活の中で言葉に関心を持つようにしよう
  教え込むのではなく、家族全体で関心がある家庭にしよう

  予習シリーズでは、素材文の文章量を4年から6年にかけて多くしています。
  4年上で1400字 → 6年下で3600字 子供たちは自然についてこれます。
  予習シリーズを信じて学習していきましょう。
  

  入試出典と四谷大塚教材で合致したものの紹介

  浦和明の星 乾ルカ  「願いながら、祈りながら」  統一テスト6年決勝
  海城・大妻 森絵都  「クラスメイツ」       合不合、週テスト6年
  開成    鷲田清一 「大事なものは見えにくい」  学校別判定テスト(灘)
  東洋英和  田中修  「ふしぎの植物学」      夏期講習会判定テスト
  芝     原田マハ 「跳ぶ少女」         月例テスト5年
  駒東    岩瀬成子 「アスパラ」         公開組み分けテスト4年

  など27例を紹介



  理科と社会については次回に
 


posted by remisu at 12:36 | Comment(0) | 2015年入試報告会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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