久しぶりの暗算のコツです。
■その10(計算の順番を入れ替える)
四則演算は計算の順番を入れ替えることで暗算がしやすくなる場合があります。
大きくパターンは2つです。
<パターン1:加算、減算のみの場合>
計算式に+/−しかない場合は計算の順番を入れ替えることができます。
例)
293+28−193
普通に計算すると
293+28−193=321−193=128
となります。暗算しようと思えばできますが、ちょっと時間かかりますね。
でも加算、減算のみなので順番を入れ替えて
293−193+28=100+28=128
とすれば、簡単に暗算できます。
幾つか例を挙げておきます。
325+187+175=325+175+187=500+187=687
325−73+25−127=(325+25)−(73+127)=350−200=150
<パターン2:乗算、除算のみの場合>
計算式に×/÷しかない場合も計算の順番を入れ替えることができます。
例)
125÷20×8
前から順に計算するといきなり小数になってしまいますが、順番を入れ替えることで
125÷20×8=125×8÷20=1000÷20=50
と、簡単に暗算できます。
こちらも幾つか例を挙げておきます。
2.5×2.5×4=2.5×4×2.5=10×2.5=25
3×400×500÷(300×250)=(3×400÷300)×(500÷250)=(1200÷300)×2=4×2=8
日能研の「計算と漢字」や四谷大塚の予習シリーズ「計算」など、計算の一行題には、順番を入れ替えることで計算が楽になる問題が出てきます。
お子さんがうまく使いこなせているか、確認してみてください。